2025.11.20

受け継いだ石を、自分らしく身につけるために

リピーター様からのオーダーです。
思い出のオパールリングを、お客様の今の雰囲気に合うデザインへリフォームいたしました。

透明度の高い美しいオパールで、もともとはプラチナの台座にしっかりと留められたリングでした。

ただ、お客様の雰囲気には少しボリュームが強く、日常使いがしにくい印象がありました。
もっと丸みがあり、可愛らしくて、つるんとした表情の方がしっくりくる──そんなイメージでデザインを考えました。

ふくりん留めでシンプルに仕立てるか、ミルグレンを添えてクラシカルにするか。
お客様も私も「これも良い」「あれも可愛い」と迷いつつ、最終的に選んだのがこちらのデザインです。



オパールの両脇には、小さなメレダイヤを小花のようにあしらい、石座の周りには細かなミルグレンを連ねて、柔らかく上品な印象にまとめました。

アームを細くしすぎると途端に頼りなく見えてしまうため、あえて厚みをもたせて、可憐さとしっかり感のバランスを整えています。

高級感と可愛らしさのバランスは、とても大切です。

そして、つける指も迷いますよね。
私がよくお伝えしているのは、ボリュームのある色石リングや、“ここぞ”という一本は、ぜひ利き手の人差し指へということ。

女性は、女性の持ち物をよく見ています。
「あ、可愛いリングつけてる」「こんなの欲しいな」……そんな小さな気づきが、その人の印象にもつながります。
もちろん一番大切なのは、ご自身が身につけて心が上がること。

お気に入りのリングは、身につけた瞬間の気持ちを上向きにしてくれるもの。
視界にふと入るたびに、「今日も大切にしよう」という気持ちが生まれたり、少し背筋が伸びたり。
ジュエリーは、日々のささやかな気分の支えにもなると思っています。

今回のオパールリングも、まさにそんな一本になりました。
受け継いだ石や贈り物の石には、時間や想いも一緒に宿っています。
こうしてリフォームを通して “これからも長く楽しめる形” に生まれ変わることは、ジュエリーにとってもとても幸せなことだと感じます。

お客様にとって、このリングがまた新しい思い出を重ねていける大切な一本になりますように。

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