2023.08.27

ご婚約指輪を一粒ネックレスに

ご自身がご結婚されるときに購入された作家さんの作品でもあるエンゲージリングを暮らしにあったネックレスへとリフォームさせていただきました。
BEFORE

プラチナと18金のコンビ。
今風で、リフォームしなくていいんじゃない??
と思ったのですが、リングはほとんど着けないとのこと。
お仕事がら、そうなのかもしれませんね^^
せっかくのきれいなダイヤ、着けないともったいないので思いきってご希望のネックレスに♪

AFTER

プラチナ枠はつや消し仕上げにしたので、ナチュラルな風合いが出ました。
プラチナは鏡面にすると白、つや消しにすると薄いグレーになります。
このつや消しがめちゃくちゃカッコいい!

作品コンセプト
お客様はとてもおしゃれな方で、胸元が広くあいているトップスをよくお召しになっていました^^
骨格でいうと、ナチュラルさんなのかな。
個性的なお洋服も難なく着こなすお洒落さん^^
ジュエリーもちょっと癖がある方が絶対に似合う。
そう思い、クラフト感が出るように仕上げました。
チェーンも個性的!
ペタルチェーンは当店でも人気のチェーンですが、つや消しと鏡面ダブルの仕上がりで、複雑な煌めきを放ちます。

カッコいいですよね!
このタイプは似合う方と似合わない方はっきりと分かれますので、似合う方にはこちらからお勧めさせていただいております^^

AFTER

石留と研磨の職人さん、それぞれ違う方が作業をされていますが、この見事な仕上がりよ。。
美しい。
完璧に、ザ、宝石!!!
という加工もできますが、このようなナチュラルな風合いを出すのは結構難しい。
私のイメージしているものと、職人さんの間隔が一致しないとできないのです。
まだ関係は浅いお付き合いではありますが、間に入ってくださっている社長さんがうまく伝えて下さりこのような仕上がりになります。

編集後記
私の仕事は、お客様との打ち合わせでデザインを決めていくこと・図面を描いて形にしていくことなど対お客様とのやり取りと同じくらい重要なのが、職人さんとの感性のすり合わせです。

お客様との打ち合わせで決定したデザインを図面に描きおこし、造形したあと、鋳造していきます。
鋳造し終わった後からが本番。
作業をお願いする職人さんに指示書を作るのです。
ここでは仕上げの方法や石留の方法など、細かく指示を書いていきます。
それでも足りずに職人さんから直接電話がかかってくることも多々ありますが、それだけ仕上げや石留、刻印って大事。
寡黙な職人さんたちは、工具や機械がならんだ工房で一つ一つのジュエリーと向き合い、コツコツ仕上げてくださいます。

だから、一つのジュエリーが出来上がるのに、たくさんの時間と人の手が入ります。
それぞれの想いが詰まったジュエリーは、量産型のジュエリーとはまた違った魅力があります。
一度フルオーダーを経験すると、抜け出せません(笑)

石を外す前に記念撮影。
子育てとお仕事を一生懸命がんばる女性の手。
恥ずかしい。。と言って隠される方が多いですが、とても美しいことに気が付いてほしい。
若いぴちぴちの手だけが美しいのではないのです。
その人の持つ美しさを上手く引き出せるのはジュエリーの力。
是非試してみてほしいです♪

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