2026.09.02
受け継いだトルコ石を普段使いのリングへ|ジュエリーリフォーム大阪
受け継いだジュエリーには、美しい宝石が使われていても、「今の自分には少し着けにくい」と感じることがあります。

今回お預かりしたのは、大きな天然トルコ石にトパーズとダイヤモンドをあしらったネックレストップ。
葉を思わせる繊細な装飾が施された、とてもエレガントなジュエリーでした。
けれど、お客様ご自身の雰囲気とは少し違い、なかなか身に着ける機会がなかったそうです。
そこで、美しいトルコ石を主役に、毎日の装いにも自然に取り入れられるリングへリフォームさせていただきました。
今回制作したのは、SHIYUKAの「凛」シリーズ。
K18の艶を抑えた柔らかな質感と、鮮やかなトルコブルーの組み合わせが印象的なリングです。
ご相談内容と、トルコ石を主役にしたデザイン
植物や花など、はっきりとしたモチーフのあるジュエリーは、そのデザイン自体が強い雰囲気を持っています。
その方の装いや雰囲気とピタリと合えば、とても素敵です。
けれど少し違うと、「きれいだけれど、なぜか着けにくい」と感じることがあります。
今回のネックレストップも、ブドウの葉のような装飾を取り入れた華やかなデザインでした。
そこでリフォームでは装飾をすべて取り払い、大きなトルコ石だけを潔く見せることに。
目指したのは、シンプルだけれど華やかで、きちんと「宝石を着けている」という満足感も感じられるリングです。
丸みのあるトルコ石をK18の枠でぐるりと囲み、余計な装飾を加えないことで、石そのものの美しい色と存在感が際立つデザインにしました。

流行のデザインに宝石を当てはめるのではなく、その方が普段どのようなジュエリーなら手に取りたくなるのか。SHIYUKAでは、そんなことも大切にしながらデザインしています。
大きな宝石だからこそ、着け心地にもひと工夫
今回のように、トップに大きさと重さのある宝石を使うリングでは、アームの太さとサイズのバランスがとても重要です。
アームが細すぎると、手を動かすたびに石がくるりと横へ回りやすくなります。

そこで今回は、SHIYUKAのリングとしては少し太めの約3mmに設定。
指に着けたときにリングが安定し、トルコ石がきれいな位置に収まりやすいように仕立てています。
また、K18には艶消し加工を施しました。
鏡のように光る鏡面仕上げとは異なり、艶消しにはシルクのような柔らかな光沢があります。
この穏やかな金色が、トルコ石の明るく美しいブルーとよく似合い、すっきりと洗練された印象になりました。

石枠は必要以上に高さを出さず、トルコ石を金属で囲む「覆輪留め」と接着を併用。普段使いすることを考え、見た目だけではなく強度にも配慮しています。

ジュエリーが「私」に戻る小さなきっかけに
今回はご遠方のお客様だったため、ご相談からデザインの打ち合わせ、ご納品までLINEでやり取りをさせていただきました。
完成したリングをお届けしたあと、とても嬉しいメッセージをいただきました。
届いたその日にリングを着けてスーパーへお買い物に行かれたこと。
WEB会議の画面に映るご自身の手元に明るい色があることが嬉しく、ひとりでご満悦だったこと。
そして、リフォームに至るまでの一連のやり取りも楽しかった、と。
私はこのお話がとても嬉しかったです。
私たちは毎日の中で、仕事や家庭など、いろいろな役割を担っています。
責任を持って過ごす時間がある一方で、ふっと「私」に戻る瞬間も、とても大切なのではないかと思っています。
お気に入りのリングを着けて、いつものスーパーへ行く。
パソコンの画面に映った自分の手元を見て、少し嬉しくなる。
ジュエリーは、そんな小さな楽しさを日常に連れてきてくれるものでもあります。
受け継いだけれど、今の自分には少し着けにくい。
そんな宝石も、デザインを変えることで再び日々の暮らしの中へ戻せることがあります。
大阪・新大阪のSHIYUKA Jewelry Worksでは、お持ちの宝石や普段の装い、お好みを伺いながらジュエリーリフォームをご提案しています。
「何に変えればいいのか分からない」という段階でも大丈夫です。まずは、お持ちのジュエリーについてお聞かせください。
作品名:凛シリーズ
素材:K18/天然トルコ石/覆輪留め/艶消し仕上げ
リフォーム価格:374,000円