2025.04.04
思い出のリングをもう一度手元に
素敵なお客様からのオーダーです。
前回の記事で、【凛】シリーズのリングをオーダーしてくださったお客様。
残った脇石を使って、もう一本リングをお作りしました。
2点デザイン案を考えて、最終的に、Vのラインが美しいリングに。
一粒ダイヤのリングと重ねてつけて、バランスが良く、収まりよくなるように仕上げています。
しずく型の小さなダイヤモンドは、エンゲージリングの脇石としてよく使われています。
綺麗なものでしたら、リフォームするときには主役にしても素敵ですね^^
Vのラインは指をとてもきれいに見せてくれる魔法のリング。
華奢すぎると頼りないので、厚みをしっかり持たせて作りました。
ぽつぽつとしたミルグレンがクラシックできれいです♪
このリングをお渡ししたとき、お客様がふわっと笑顔になられたのがとても印象的でした。
「わぁ!すごいね!きれい・・・」
そんな言葉とともに、指に通してくださった姿が、とても素敵だったのです。
リフォームというと、「使い道がなさそう」「捨てるのも気が引けて…」と
しまい込まれていたジュエリーに光を当てることができる、とても温かいお仕事だとあらためて感じました。
V字のリングは、一粒ダイヤのリングと重ねてつけると、本当にバランスが美しくて、どちらも引き立て合うようなデザインに仕上がります。
特別な日だけでなく、普段のコーディネートにさりげなく取り入れていただけるように、品のあるシルエットと繊細なつくりにこだわりました。
「思い出の石を、新しいかたちでまた身につけられる」
その喜びが、お客様の指先からしっかりと伝わってきた気がします。
ジュエリーは、ただ飾るためのものではなく、その人の人生にそっと寄り添い、心を守ってくれるお守りのような存在でもあります。
そんなジュエリーを、これからもお作りしていけたらと思います^^