2026.08.18

リフォームオーダーメイド事例 / リング

婚約指輪を自分らしくアレンジしたリング

婚約指輪は、いただいた時の思い出が詰まった大切なジュエリーです。
けれど、20代や30代の頃にはよく似合っていたデザインが、年齢を重ねるにつれて「今の自分には少し違うかも」と感じることがあります。

今回お預かりしたのも、ご結婚の際にもらったダイヤモンドの婚約指輪でした。

プロングセッティングの、シンプルで美しいリングです。
そのままでも十分素敵なのですが、お客様からは「少しかわいらしく感じるようになった」「手持ちのジュエリーとコーディネートしにくい」というお話がありました。

次に作るならプラチナではなく18金で。
今の手には、ゴールドの方が格好よく決まりそう。
そんなご希望から、婚約指輪リフォームが始まりました。

シンプルだけれど、少し遊びのある「雨粒のリング」へ

お客様はとてもお洒落な方でした。
きれいにまとめすぎたジュエリーよりも、シンプルな中に少し遊びがあり、身に着けていて楽しくなるようなデザインがお似合いになります。

そこでベースにしたのが、SHIYUKAオリジナルの「雨粒のリング」です。

小さなダイヤモンドをランダムに配置したデザインに、婚約指輪のメインダイヤモンドを加えました。
ポイントは、ダイヤモンドをリングの中央に置かなかったこと。
あえて斜めにずらして配置することで、一般的な一粒ダイヤのリングとは少し違う、リズムのある表情にしています。
メレダイヤもきっちり左右対称には並べず、雨粒がぽつぽつと落ちるように配置しました。

写真で見るとさりげない違いですが、この「少しずらす」という加減で、リング全体の印象は大きく変わります。

位置と高さを細かく調整し、普段使いしやすく

今回、特に時間をかけたのがメインダイヤモンドの位置です。
中指に着けた時にも、人差し指に着けた時にも、手の上できれいに収まること。
ダイヤモンドが外側へ出すぎず、かといって中央に寄りすぎて普通に見えないこと。
実際の手の形を見ながら、位置と角度を少しずつ調整していきました。

石留めは、すべて覆輪留めにしています。
婚約指輪によく使われる爪留めは、ダイヤモンドの美しさをしっかり見せられる一方、石の高さや爪の引っ掛かりが気になることもあります。

今回は普段使いを大切にしたかったため、ダイヤモンドの周囲を地金で囲み、高さをできるだけ抑えました。
メインダイヤモンドの石枠も丸みを持たせ、衣類などに引っ掛かりにくい仕上がりにしています。

地金にはK18を使用し、表面は鏡面仕上げに。
しっかりとしたゴールドの存在感がありながら、リングそのものはすっきりと見えるバランスを目指しました。


小さなメレダイヤも丁寧に覆輪留にしています。
ランダムにしたり、ちょっと楽しいジュエリーになっています。
丁寧に磨き上げて、装着感もなめらかになりました。

思い出はそのままに、今の自分が身に着けたいリングへ

完成したリングは、元の婚約指輪とは印象が大きく変わりました。
ど、主役になっているのは、あの時にもらった同じダイヤモンドです。

ジュエリーリフォームでは、昔のデザインを否定する必要はないと思っています。
その頃の自分に似合っていたものと、今の自分に似合うものが違うのは、とても自然なことです。
服装が変わり、手の雰囲気が変わり、身に着けるジュエリーの好みも変わっていきます。

だからこそ、大切な宝石まで昔の形のまましまっておくのではなく、今の暮らしに合わせて楽しんでいただきたいと思っています。
結婚の際にもらったダイヤモンドという思い出はそのままに、今は人差し指や中指にも合わせやすく、普段のジュエリーともコーディネートできるリングへ。

婚約指輪リフォームをご相談いただく際、完成したデザインを決めてからお越しいただく必要はありません。

「今のリングが何となく似合わなくなった」
「もう少し普段使いできたらいい」
「今持っているジュエリーと合わせたい」

そんなところから、一緒に考えていければと思います。

大阪・新大阪でジュエリーリフォームやオーダージュエリーをご検討の方は、お手持ちの宝石と一緒に、普段お使いのジュエリーやお好きな雰囲気もぜひお聞かせください。
今のご自身に自然に馴染む形を、丁寧に探していきます。

今回のリフォーム価格の目安:約300,000円前後(税込)
※2026年7月時点の地金相場に基づきます。ダイヤモンドの大きさ、リングサイズ、素材、仕様により価格は変動します。

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