2025.10.08

脇役が主役になるとき

外した脇石でネックレスの制作を賜りました。
2つのサイズのメレダイヤ、共有爪にするのかミルグレン枠にするのかで、雰囲気はガラッと変わります。
お送りした造形物を見比べていただき、今回はすっきりとした共有爪でお仕立ていたしました。

優しいカーブを描くネックレストップはプラチナ製。
メレダイヤ一粒一粒が繊細に輝き、まるで光の糸を描くようです。

このネックレスの主役は、実は“脇石”たち。
もともと主役を引き立てるために留められていた小さなダイヤが、
こうして独立したジュエリーとして生まれ変わることができます。
過去の想いを受け継ぎながらも、新しい物語を紡ぐような、そんな一本に仕上がりました。

チェーンは10金。
イエローベースのお姉さまと、ブルーベースの妹さま、
お二人で仲良くシェアできるよう、どちらのお肌にも似合う色味に。

ネックレスは長さがとても重要です。
普段お召しになるお洋服や骨格を拝見し、
一番バランスが美しく見える長さでお作りいたしました。

“かつては脇役だった石が、主役に。
ご納品の時に、わぁ!すごい!!とおっしゃっていただくのは最高の誉め言葉です♪
素敵なお二人の一生もののジュエリーの制作に立ち会うことができ幸せな時間でした。

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