2025.10.11

想いを受け継ぐ、マリッジリングのリフォーム

おばあさまから受け継がれたダイヤモンドのネックレスを、
このたびお客様ご自身のマリッジリングへリフォームさせていただきました。

クロスタイプにダイヤを留めたプチネックレスは、どこか懐かしさを感じるクラシックなデザイン。
長く時を経てきたその輝きを、新しい形にするお手伝いができたことを嬉しく思います。

このたびお越しくださったのは、以前から当店を大切に思ってくださっているご夫妻。
旦那様はとてもユーモアがあり、少しマニアックな一面もありながら(笑)、
奥さまとお子さまを何より大切にされている素敵な方でした。
おふたりの楽しい掛け合いに、制作期間もあっという間に過ぎていきました。

旦那様のリングは、
・プラチナ製
・槌目仕上げ
・艶消し加工
という、当店でも人気の高い仕様に。

ご結婚○周年を機に、マリッジリングを新たに作り変えたい!とおっしゃる方はとても多く、
年月を重ねて少し貫禄を増した手元には、無骨さの中に上質さを感じるデザインがよく似合います。
地金をしっかりと使い、“結婚指輪”という枠を少し外しながら、
日常でもお洒落に身に着けていただけるよう意識してお作りしました。

そして私からのご提案で、余った一番小さなダイヤを旦那様のリングにも一粒留めました。
これがとても素敵で、大人の余裕と品のある色気を感じさせる仕上がりに。

男性も女性も、年齢を重ねることで増す魅力があります。
その「大人の色気」を引き出すことも、ジュエリーの大切な役割のひとつだと思っています。

奥さまのリングは、引っかかりがなく高さを抑えた、変形タイプのハーフエタニティ。
こちらも艶消し加工を施し、シャンパンの泡のように軽やかで華やかな印象に仕上げました。

ご納品の際、おふたりの笑顔を拝見して胸がいっぱいに。
幸せそうに微笑みあう姿が本当に美しく、心から温かい気持ちになりました。
おふたりのこれからの日々が、変わらぬ輝きに包まれますように。

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