2018.08.23

感性を磨く、私のインスピレーションの源

もっと感性を磨きたい。

そうずっと思っていました。
磨けばよいモノづくりができると思って、美術館に行ったり、映画をみたり、旅行に行ったり、高いお買い物をしたり、素晴らしい景色をみたり、有名な建築を見に行ったり、目に見えるものや体験するもので感性は磨かれるもんだと自分で決めつけていました。
が、実はどれもあまり好きじゃない。
認めたらデザインする人なのにダメダメやん!って思っちゃうから考えないようにしていたけれど、認めてやっと楽になりました^^

美術館も、よくわかんないな、なんでこれが有名なんだろ?って思うものが大半だし、映画もじっと座って大音量と映像を受け取るのが憂鬱って思ったり、旅行はなんとなく若干潔癖症(笑)っぽいので落ち着かないし、お買い物も購入したあとであぁ無駄遣いしたかも。。って後悔する。絶景といわれるところに行っても、特に感動したことはなく、むしろ行った人の旅記録を読むほうが楽しい。
ここに行ってみたい!っていうところも特にないし、建築を見ても箱としか思えない。本物を見なさいってよく言うけれど、そもそも本物って何?って思う。

ここまで書くと、あんたそんなんでよくモノづくりしてるねって突っ込みが入りそうですが(苦笑)
ある時ふと気づいたんです。
目に見えるもの、体験することだけじゃないと。

きっかけはフェイスブック。
個人のフェイスブックで、友人が中国語を話していたんです。
その時、友人の声と中国語の音がすごくきれいで、思わず目をつむって何度も聴いてしまいました。
それがジュエリーになったのです。
21作品名 木漏れ日  sold out

このリングがそう。
彼女の柔らかい優しい声と、言葉がきっかけ。
中国語は全くわかりません。
全くわからないから、音としてとらえたんですね。
目をつむってきいていたら、頭の中に絵がふわ~っと浮かんできて。
明るい光と、色、景色、あたたかな空気、水の音そんなものまで見えてきた。
きっと彼女の幸福感みたいなのも感じたのかも。
22 25それで思い出したんです。
小さなころから、目に見えているものに感動するよりも見えてないものを想像するのが好きでした。
絵本も漫画もあまり好きじゃなくて、小さな文字がぎっしり並んだ物語が好きでした。
絵を描くのはすごく苦手だったけれど、頭に浮かんだ絵を言葉にするのは得意でした。
1つの香りから、頭の中に風景が広がります。

感性を磨く行動なんて特にしていないのに、よくジュエリーのデザインがぽこぽこ思い浮かぶよな~と自分でも不思議だったんですが、どうやら無意識のうちに、自分なりの方法で刺激をうけていたようです。

私の場合は
・音
・言葉
・味
・香り
・気温
・肌ざわり
・明るさ
・風
・コト、モノ、人、場所の空気感
などなど。
それに気づいたとき、ほっとしたし、腑に落ちました(笑)
無意識に選び取っているものを考えたとき、すべてがより大切に思えました。
私にとっての感性を磨くは、自分の感覚を信じること。

本物も偽物も、関係なくて、自分が、あぁいいなって思ったものが自分にとっての本物なのだと。
実際にはない世界も、風景も、それを想像できるのが自分の感性なのだと。

こういうことに気づいたのも、今受けているセッションで掘り下げて考えて発見できたこと。
私、受けてなかったら一生、感性磨かなくちゃって悶々としていたことでしょう(笑)

一つ一つ、日々の暮らしの中で自分の感覚を大切にし、あっ!と思った瞬間をそのまま流さずにキャッチしたい。
そうすれば、また新しい自分に出会えるような気がします。

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