2017.05.26
レースみたいな和小物たち
こんにちは!
詩喩花ジュエリーワークスの小比賀由子です♪
先日工房に行きまして、いろいろと鋳造から上がってきたり、綺麗に磨いたり。。。
少しずつ和小物が出来上がっております。
ほら!レースみたいでしょ♪♪
これは本物のレースをシルバーに鋳造して作っているので、レースの糸一本一本が再現されているんです。
こちらは羽織紐。
シルバーのチェーンで作ったとっても繊細な羽織紐です。
マルカンはすべてロウ付けしているので、見た目とは裏腹の意外に頑丈な子(笑)
これなんだかわかりますか??
羽織の乳に通す金具部分なんです。
通常ネックレスの金具なんかよく使われていますが、乳が太いものだと通らなかったりします。
今回作ったのは乳のサイズに合わせて作ったTバー。
あまり大きな乳には抜け落ちてしまいますが、小さめのちょんっとついた乳にはこのサイズがぴったりです。
ブレスレットにできますか??とお問合せをくださり、なるほど~!それもかわいいね!!
と思ったお花が3つ連なった羽織紐。
こちらもマルカンはすべてロウ付けしていますので、引っ張られてカンが開くということはありません。
冬用のどっしりとした羽織よりも薄羽織に合わせるのがお勧めです。
こちらはレースのお花の帯留め。
すこし大き目になります。
濃い色の帯やちょっぴりポップな帯に合わせるとめちゃくちゃかわいいです♪
裏はシンプルに金具を取り付けました。
3分紐にぴったり合うように、そしてある程度厚みのある帯締めにもOKなように少し高さをだした金具をつけています。
金具ももちろんお手製。
厚みを持たせているので、帯締めにしっかりと固定されます。
こちらは根付け。
帯にさして使いますよ♪
ゆらゆらゆれてかわいいのが根付け。
このよう帯にさして使います。
使っている根付紐は正絹の組み紐。
丁寧に編まれていて、自然な艶感が絹ならでは。
しっとりと、でもしっかりとしていて、使うほどに柔らかくなります。
レースを鋳造する方法はアクセサリーではよく見かけますね♪
キワ製作所さんでもそういうパーツを見かけましたし、割とポピュラーです。
作り方も、レースに溶かしたワックスをしみこませるくらいなので、比較的簡単に出来上がるパーツなんですが、何でもかんでもワックスに浸せばいいってもんでもありません。
もともとのレースの厚みや、ワックスを浸す厚み、そういったことを考えて素材を選びます。
カンタンな方法でも、100個くらいは今までにボツにしてきました。
どういったものが使うと綺麗に仕上がるとか、そういうのはやはり経験が大事ですね♪
またレースのものは研磨にすごく悩みました。
繊維の隙間に研磨剤が入ってしまって、超音波洗浄をかけてもなかなか研磨剤が取れなくて(泣)
また、シルバーと金では使う研磨剤も変えています。
そういうのも、全部試してみないとわからないので、ほぼ実験状態(笑)
先日工房に行ったときに先生に相談したんですが、面白いバレルを試してみてくれました。
バレルです。
この中に小さな粒がたーーーーくさん入っていて、液体は光沢材なんです。
これをぶんぶん回して研磨していくと綺麗に仕上がります。
レースっぽく見えるように、あまりてかてかしすぎず、自然な光沢感。
ピュアな白色は本当に綺麗です。
手間暇のかかる作業ですが、綺麗に仕上がると嬉しいですし、喜んでもらいたいなっていう気持ちで一つ一つ制作しています。
どなたの元にお嫁に行くのか、ワクワクします^^
6月7日~6月19日阪急うめだ本店9階祝祭広場
#play kimonoに出店いたします。
詩喩花は吉澤暁子氏のセレクトショップブースにて販売をいたします。
不定期にお届けします。
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