私が百貨店で期間限定の販売に力を入れていた頃に知り合った楽しいお客様がリメイクでお越しくださいました^^

BEFORE

こちらは8月がお誕生日のお客様のエンゲージリング。
大きくてきらっきらのペリドットとダイヤモンドがセッティングされたリングです。
プラチナが気分じゃない!ということでほとんど出番がなかった宝石。
グリーンの色は好きなのにな~ということでしたので、思い切ってリメイクさせていただきました。

当店に並んでいる宝石の中からお好きなデザインのものをいくつかピックアップして、最終的に残ったのが2つ。

なのですが、ペリドットが大き目だったのでブルーの石のデザインはちょっとさびしい。


CADではこちらの2つのデザインをかきました。
造形もしてみて、指にはめてみて、最終的に決まったのはAのタイプ。
石に高さがありましたので2段腰のリングにお仕立ていたしました。

AFTER


可愛すぎるーー!!!
ダイヤモンドはこちらでご用意させていただいたので、とても綺麗です^^


2段腰も綺麗!
目りドットを留めている爪は割爪です。
アンティークジュエリーでよくみられる爪の形状で、ちょこっと現代風にアレンジしています。
まるくてちょんっとついた爪が控えめエレガントでいい感じです♪

ほんとにきれいなペリドット!
クラックもなくカットも綺麗。大きさもしっかりあって、素晴らしい!

ダイヤが並んだところの留め方見てほしい!!
職人さんが丁寧に留めてくれたジュエリーです。
小さな爪がミルグレンみたい。しっかり留まって完璧です。ずっと眺めていられる・・・(笑)

納品の際に、次の宝石もお持ち込み下さり、続けてリメイクさせていただきました♪
そちらもまたご紹介したいと思います♪

後日、ご旅行にこちらのリングを連れて行ってくれたそう!
素敵な写真を送ってくださって、すっごくうれしかったな~^^

立て爪のエンゲージリングをクラシックなスタイルのリングにリフォームさせていただきました。
元々のリングはこちら。

よくある立て爪のリングです。
大きな爪・・一体なぜにこんなデザインが出来上がったのか・・・
少し前に読んだ宝石の歴史が書かれている本の中にからくりが書かれていました。
お打合せに来て下さっている方にはお話しております^^

当店、空枠はおいていないお店ですがサンプルはいくつか置いています。
あくまでサンプルなので、ご相談しながら石を足したり、大きさ変えたりいろいろしております


ミルグレンをたっぷりと使ったクラシックなスタイルのリングに。
センターの石は外したもの、サイドのメレダイヤは当店でご用意いたしました。


いくつかあるサンプルの中で最終2本に絞って、たくさん悩んでくださって出来上がりました^^
このデザイン、素敵ですよね!
とても女性らしくて、華やかで。
ぴちぴちのお若い方よりも、40代以降の方にお似合いです。
40代以降の方が着ける期間も長いので(笑)本当に似合う物を手にしていただきたいです。


こちらは図面の段階。
外注にだしたものなので、私が描いたものと少し異なりますが、出来上がりは同じです^^


元々のダイヤがとてもきれいなものでしたので、輝きが増してキラッキラでした^^

お持ちこみされるダイヤモンドは大きさがいろいろですので、その都度、ルースの大きさに合わせて枠を作っています。
手間がかかりますが、せっかくかくのだからと、アームの太さなども調整して、ダイヤとのバランスを考えてお作りしています。

こちらのリング、ゴールドにしても可愛いのですよ^^
プラチナ、18金、素材は選んでいただけますので、是非ご試着なさってみてくださいね!
こちらで242,000円でした♪

可愛らしい雰囲気のお客さまがお母様と一緒にご来店くださいました。
私と年齢も近く、考え方に共感できる部分も多くてとっても素敵な方でした^^

譲られた宝石や、ご自身のエンゲージリング・マリッジリングを少しずつリメイクしていくことに。

まず初めは、ご自身のエンゲージリングとマリッジリングをご紹介いたします。

元々のデザインはこちら。
クラシックなスタイルで、気に入って着けておられたのがわかります。
華奢だけど、地金をしっかり使った作りで、丁寧に作られた宝石でした。
ただ、年齢を重ねると今の自分にしっくりこなくなってくる。
こういうことってよくあります。

若いぴちぴちの指の時に合わせて購入したものなので、手に貫録が出始めるとたちまち違和感が生じます。
私も夫から頂いたリングは、3つ目のホールのピアスになり、次はブレスレットになるためにまたまた枠から外しています。
リメイクってそういう風にその時の自分に合わせて変えられるから楽しい。
ちょっとした自分への投資ですね^^
似合うものをつけていると安心感があるので、宝石に投資するのはすごく良いと思っています。

今回のお客様は、エンゲージリングとマリッジリングを合わせてほしい!というご希望でした。
出来上がったのがこちら。

大小のダイヤモンドをちりばめたデザインにしました。
センターにはとっておきのエンゲージリングのダイヤ。
美しいピースなのでとても華やかです。

異なる大きさのダイヤがちりばめられているので、キラキラとダイヤが輝きとっても美しいジュエリーになりました。


こちらはCADです。
指当たりが滑らかになるように角を面取りしたり、アームの太さにもこだわっています。
ベースは平打ちのリングで、これは丸い甲丸リングにすると甘くなりすぎるから。
ネイビーやブラックのお洋服が似合うお客様は、かわいらしい雰囲気がありながらもどこか直線の部分、エッジがちょっと効いている方が断然似合うと判断した結果です。
そう思ってリングのベースは四角い平打ちにしています。


こっちは着色したデータ。
小さなメレダイヤは4本の爪や2本の爪で留めていますが、センターのダイヤは6本のプロングセッティング。
そこはエンゲージリングの王道にしてみました^^
図面では爪がぴこっと立ち上がっていますが、これは爪を倒して留めるので、ちょっと長めに描いています。
職人さんが石合わせをして爪の長さを良い感じにカットしてとめてくれます。

お仕事にも邪魔にならないように、爪は丸くデータを作ってしっかり留めてもらいました。
引っ掛かりもなくとがっている部分もなく完璧な仕上がりになりました。

編集後記
こちらのリング、仕上がった時に私が一番最初に指にはめて、違和感がないかチェックします。
あまりにも可愛く出来上がったので、自分も欲しいーーーー!ってなったのですが、指にはめてみてびっくり。全然似合わない(笑)
もう笑っちゃうくらい似合わない。
借りてきたリングみたいで、欲しいと思ったけれど断念しました^^;
多分この小さな煌めきの集まりが似合わないようです。
1.35ミリくらいの小さなメレダイヤのエタニティリング、パヴェセッティングのリング。
多分これらの宝石は似合わない。
残念。好きな物と似合う物は違いますね(笑)

お客様には似合う物、似合わない物、ちゃんとお伝えいたします^^
ご自身が素敵に見える宝石をつけてほしい。
これがあれば、後はプチプラつけてもOK。
これがあれば、自分は綺麗に見える。
こういう安心感ってとっても大事。
無理に背伸びせず、余裕でさりげなく良いものを身に着けている女性ってとっても素敵。
どんなデザインでも「清潔感」「上品」であること。
書道の先生にもいつも言われます。
品を欠いたらあかん。
文字も宝石も、同じですね^^

私がいつも心がけていることです。

ご自身がご結婚されるときに購入された作家さんの作品でもあるエンゲージリングを暮らしにあったネックレスへとリフォームさせていただきました。
BEFORE

プラチナと18金のコンビ。
今風で、リフォームしなくていいんじゃない??
と思ったのですが、リングはほとんど着けないとのこと。
お仕事がら、そうなのかもしれませんね^^
せっかくのきれいなダイヤ、着けないともったいないので思いきってご希望のネックレスに♪

AFTER

プラチナ枠はつや消し仕上げにしたので、ナチュラルな風合いが出ました。
プラチナは鏡面にすると白、つや消しにすると薄いグレーになります。
このつや消しがめちゃくちゃカッコいい!

作品コンセプト
お客様はとてもおしゃれな方で、胸元が広くあいているトップスをよくお召しになっていました^^
骨格でいうと、ナチュラルさんなのかな。
個性的なお洋服も難なく着こなすお洒落さん^^
ジュエリーもちょっと癖がある方が絶対に似合う。
そう思い、クラフト感が出るように仕上げました。
チェーンも個性的!
ペタルチェーンは当店でも人気のチェーンですが、つや消しと鏡面ダブルの仕上がりで、複雑な煌めきを放ちます。

カッコいいですよね!
このタイプは似合う方と似合わない方はっきりと分かれますので、似合う方にはこちらからお勧めさせていただいております^^

AFTER

石留と研磨の職人さん、それぞれ違う方が作業をされていますが、この見事な仕上がりよ。。
美しい。
完璧に、ザ、宝石!!!
という加工もできますが、このようなナチュラルな風合いを出すのは結構難しい。
私のイメージしているものと、職人さんの間隔が一致しないとできないのです。
まだ関係は浅いお付き合いではありますが、間に入ってくださっている社長さんがうまく伝えて下さりこのような仕上がりになります。

編集後記
私の仕事は、お客様との打ち合わせでデザインを決めていくこと・図面を描いて形にしていくことなど対お客様とのやり取りと同じくらい重要なのが、職人さんとの感性のすり合わせです。

お客様との打ち合わせで決定したデザインを図面に描きおこし、造形したあと、鋳造していきます。
鋳造し終わった後からが本番。
作業をお願いする職人さんに指示書を作るのです。
ここでは仕上げの方法や石留の方法など、細かく指示を書いていきます。
それでも足りずに職人さんから直接電話がかかってくることも多々ありますが、それだけ仕上げや石留、刻印って大事。
寡黙な職人さんたちは、工具や機械がならんだ工房で一つ一つのジュエリーと向き合い、コツコツ仕上げてくださいます。

だから、一つのジュエリーが出来上がるのに、たくさんの時間と人の手が入ります。
それぞれの想いが詰まったジュエリーは、量産型のジュエリーとはまた違った魅力があります。
一度フルオーダーを経験すると、抜け出せません(笑)

石を外す前に記念撮影。
子育てとお仕事を一生懸命がんばる女性の手。
恥ずかしい。。と言って隠される方が多いですが、とても美しいことに気が付いてほしい。
若いぴちぴちの手だけが美しいのではないのです。
その人の持つ美しさを上手く引き出せるのはジュエリーの力。
是非試してみてほしいです♪

ご婚約指輪をネックレスにリフォームさせていただきました。

BEFORE

とってもシンプルなリングです。
プラチナ製で無駄のないデザイン。
柔らかく描いた曲線が女性らしさとかわいらしさを備えております。

作品コンセプト

全体的に丸っこい仕上げに。
シャトン枠の一粒ネックレスをご希望だったのですが、ダイヤモンドが比較的大き目で、おそらく裏のキューレットと言われるとんがった部分がお肌に突き刺さるだろうということで、ダイヤを丸く囲ってお肌に刺さらないデザインにいたしました。

実はこのデザインの方が重さがしっかりあるので、クルクル回りにくかったりします。
たまにトップが軽すぎて、横にいっちゃってたり、アジャスターが前にきて、トップが後ろに行っちゃうことありませんか?

トップが留め具よりも軽いことでこのような現象が起きます。
ダイヤモンドを地金で囲むことで重さが出まして、ぐるぐる現象を回避できます(笑)

またくるむことで輝きが減るのでは??ということもよく言われるのですが、確かにそれは一理あるかもしれません。
ただ、私が今まで見た感じ、そこまで変わりはない。というのが正直な感想です。
石留するときにダイヤを綺麗に洗浄しますし、枠もピカピカに磨き上げて留めるので、フクリン枠にしたとしても、輝き方がすごくてお客様はびっくりされます。

大きなダイヤモンドはクラックが入っていることが多々あります。
そんな時も、くるんだデザインはクラックが目立たなくなるのでお勧めです。

一方大きな色石でクラックもない素晴らしいルースであったら、フクリンはもったいないのかなって思います。
そこはお客様とお打合せの段階で決めていきますのでご安心くださいませ^^

AFTER

今回は地金のミックスでお作りいたしました。
トップはプラチナ900、チェーンは18金になります。

普段お召しになっているファッション、骨格を見させていただいて、長さを決めています。
お洋服はいろいろな胸元の開き具合がありますので、微調整しやすいようにアジャスターつけました^^


いくつかチェーンの種類をピックアップして、最終的にのこったのがこの2本。
どっちを合わせてもとってもきれいで、迷いますね^^

お客さまはAのロープチェーンを選ばれました。
これから増やしていきたいジュエリー、合わせたいピアス、おしゃれにみえるピアスの付け方などをお伝えして、総合的にみて、ロープが合わせやすいと決められました。


サイズ感。
素肌の上に乗っかっても、お洋服の上に乗っかっても、美しいダイヤモンドの輝きは目を引きます。
とくに相手から見たときの印象づけはジュエリーの威力はすごいものがあります。

ダイヤモンドはお勧めのお石です。
もし眠っているダイヤモンドのジュエリーがありましたら是非リフォームしていただきたいですね^^

ちなみにアジャスターの先にはこんなに可愛いパール。
蕾のような愛らしいパールが後ろ姿で華やかに揺れてくれます。
プレートのシンプルなタイプのものもご用意しておりますので、お好きなものをお選びいただけますよ♪

リフォーム価格
トップ プラチナ88,000円~
チェーン 33,000円~

編集後記
ジュエリーを作る時には、決断の機会がたくさんあります。
まず、お店探し。
ここに行ってみよう!
この第一歩の決断はとても大きいです。
これから先の人生を、自分らしく生きていくために、綺麗になりたい、とか、おしゃれを楽しみたい。とか、みんなそれぞれいろいろな理由があります。
ジュエリーに想いを託してきてくださる。
そんな大切な決断をSHIYUKAに決めてくださる。

じゃあ、SHIYUKAさんにお願いします!

この言葉をいただくと、感動します。
リフォームは決して安いお買い物ではありません。
一生懸命貯めたお金をジュエリーに、SHIYUKAに託してくださるのです。
この感動を心に持ちながら、私たちは一生懸命寄り添い、ジュエリーを作り上げていきます。
ジュエリーも好きだけれど、決断する勇気あるお客様のことがもっと好き。
私もそんな人でありたいと、常に思っています。

大きなダイヤモンドのリングから、ダイヤモンドを外して新たにリングにリフォームいたしました。


今回は2パターンデザインをあげています。
一つはアームにミルグレンのフクリン留め
もう一つはダイヤはミル留めでアームは鏡面仕上げでつるつる。

お客様が選ばれたのはAのタイプのリングでした♪


粒々が綺麗に並んだアームがとっても美しいです。
石枠はつるんとしたフクリン留めなので、引っ掛かりがなく普段使いにぴったりです^^

どこからみても綺麗なフォルムになっています。

元々のリングは、長い年月が経過していることもあって、くすんでいましたが、石留するときにルースも綺麗に洗浄するので、仕上がりは見違えるようになります。

お客様にもとても喜んでいただけて一安心です^^

18金ダイヤモンドリング 176,000円~